というわけで。
初めて買ったケロロランドは、はたして……。
本当に児童向け雑誌なのでしょうか。
それとも児童向け雑誌の体裁を取ったマニア向けのネタでしょうか。
結論から言えば、分かりませんでした。
子供向けに真面目に作っているとしか思えないページもあります。
しかし、ネタがディープだったりします。
たとえば、51ページですが、脇に書かれた「みんなのおたより」の「ドロロのマスクの下が見たいであります! 鳥取県/女/10さい」というのは、本当に10歳の女の子の言葉と思って良いでしょう。ですが、このページの4コママンガのオチとなる「あーーー、われわれはかわいそうなうちゅうじんであります(全て濁点付き)」と扇風機に向かってケロロがいうコマは、古い特撮映画を見ていないと分からないネタではないかと……。
というわけで、結論は「どこまで本気なのか分からない」です。
それにも関わらず支持され、9冊が出ているというのは、曖昧な境界上に浮かんでいる不確かさが逆に魅力を生んでいるということなのでしょう。
何事も、スパッと割り切れない方が面白いということもありますので。
割り切れない素敵なこと §
ふっと気付いたのですが。
UMAをユーマとしているのに、UFOをユーフォーではなくユーエフオーとしています。
今の日本ではUFOをユーフォーと呼ぶのが一般的ですが、マスコミが「ユーフォー」という言葉を流行らせる前はユーエフオーと呼ばれていました。だから、ユーエフオーと呼ぶことは間違いではありません。
うーん、つまり、冬樹くんが見ている「ムー」ではなく、「UFOと宇宙」のあたりの時代かな。
(え、なぜ謎の円盤UFOを使って説明しないかって? いつも同じだと退屈じゃない!)
そういう意味で、「お、いいね」と思える部分がある反面、UMAをユーマとしてしまうあたりに割り切れ無さを感じます。もちろん、割り切れ無さは長所ということですね!
色っぽいよ! §
35ページ。足を大きく開いて腰を落とすポーズの冬樹、ケロロ、夏美ですが、力一杯気持ちよく開いている冬樹、ケロロに対して、夏美は恥ずかしげに股を閉じています。このポーズが色っぽい!
115ページ、やけに丈が短い浴衣に着替えたモアのお尻を叩く夏美のシーンも、色っぽくてナイス!
いや~、いい本じゃありませんか。